目次
法人口座を開設するには?
ゆうちょ、銀行、信用金庫?
ゆうちょ銀行の振替口座にしました。フリーランスや小規模事業者の方はだいたい振替口座を利用しています。
信用金庫は審査が厳しいのと銀行は営業や何かのセミナーの電話がちょくちょく掛かってくるらしいので見送りました。
ゆうちょ銀行は全国にありますし、誰でも知っていてご年配の方にも安心して利用できるのでおすすめです。
総合口座(普通口座)にするか振替口座(当座口座)にするか悩みましたが振替口座にしました。
参考
・総合口座
身近、貯める、使う、送る、受け取る、支払う、借りるという7つの機能をもつ口座です。通常貯金、定額貯金、定期貯金など様々なサービスを通帳やキャッシュカードで利用できます。
1300万円までお預け入れできます。
・振替口座
送金の利用に特化した口座です。
預入限度額はありません。
法人の口座を開設するには個人と違い、いろいろと書類を用意し審査が通らなければ開設できないらしいです。
まずは、書類を用意します。
法人口座開設に必要な書類
- 法人の履歴事項証明書
- 顔写真付きの公的証明書
- 法人番号通知書
- 法人の印鑑証明書
- 代表者印の押印がある(主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
-
法人の財務状況が確認できる書類
・直近の決算関係書類(貸借対照表等)
・財産目録
・法人税の納税証明書 等 -
次の書類のいずれか(設立後6か月以内の法人に限る)
・所轄税務署あての法人設立届出書(控)
・所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)
・主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)
公的書類を集める
オンラインで法人の印鑑証明書を取ってみた
以前、法人の設立登記時に登記ねっとから履歴事項全部証明書を申請したのでここから印鑑証明書を申請してみました。
参考
書面で窓口請求 450円
オンライン請求 郵送 410円
オンライン請求 窓口受取 390円
→③ダウンロードします。そしてインストール。
→デスクトップにこのアイコンが作られますのでクリック
→IDを持っていない方は、登記ねっとのトップページの申請者情報登録で登録してください。
→①クリック
→印鑑証明書は①
→①例 印鑑証明書 ②氏名または団体名 ※全角カナ入力 ③請求する者 ➃会社・法人情報取得をクリック
→①取得したい法人の名称 ②都道府県選択 ③所在地を選択 ➃検索
→①取得したい法人を選択 ②追加
→法人を確認したら、確定をクリック
→①印鑑カード番号を記入 ②資格(例 代表理事) 氏名 生年月日 ※数字は全角入力
③何通必要か ➃交付方法:郵送or窓口受取
⑤郵送種別:普通or書留or簡易書留or特定記録 ⑥速達区分:指定なしor速達
今回は窓口受取にしました。
→受取人情報①郵便番号 住所 氏名 ※数字は全角入力
②受け取りに行く法務局を選択します。そうすると、受取場所名、受取場所コード、登記所名、登記所コードが自動で表示されます。
→全て入力をして①のチェックをクリックするとエラーがある場合はエラーが表示されます。※数字入力で全角カナに注意
エラーがない場合は下の画像のようにエラーはありませんと表示されます。②OK
→①の完了をクリックすると受取場所の確認が表示されますので②OK
そのあとに、「申請書は更新されています。保存されますか?」で「はい」をクリック
→処理状況表示の画面にします。①の商業・法人をクリックすると下の画面が表示されます。
処理状況欄の作成済み【未署名】が今作った申請書です。申請書を編集したい場合は左上の編集をクリックしてください。
→作成済み【未署名】を選ぶと①署名付与が表示されるのでクリックします。
→下の画面が表示されます。
①のICカードで署名をクリックします。
→ここでカードリーダーとマイナンバーカードをセットして①のOK
→①のアクセスパスワードは署名用電子証明書のパスワード(6文字以上)を入力します。
パスワードが合致していると「署名付与完了」の画面が表示されるのでOKを押します。
→①の処理状況の未送信が署名付与した申請データです。
②の申請データ送信をクリック
→①にクリックでレ点をいれ、②の送信を押します。
→OKを押します。
→処理状況が到達待ちになり、お知らせのメールがきます。
→次は納付ボタンが表示されるまで待ちます。
だいたい45分後に電子納付に必要な納付情報についてのメールが届き、①納付ボタンが表示されます。
→ペイジーのATMで支払いする場合は、①②③をメモするか印刷するかスマホで撮ります。
→ペイジーを扱っているゆうちょのATMへ行きます。※納付期間に気を付けてください
①のペイジーを押します。
→②の手入力を押します。
→①収納機関番号(5桁)を入力 ②納付番号(16桁)を入力 ③確認番号(6桁)を入力
→電話番号を入力します。
→お金を入金します。
→ご利用明細書を受け取ります。
次は、印鑑カードを持って法務局へ印鑑証明書の受取に行きます。
法務局の窓口でオンライン申請をした旨を言うと、記入用紙を渡されるので住所と名前と法人名を書き(申請番号も書く場合もあります)印鑑カードを提示します。
法人番号通知書
設立登記してから1週間後に、国税庁から届く法人番号指定通知書を提出します。
代表者印の押印がある(主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
一般社団法人は株主名簿や出資名簿などの作成は要件となっていないので、提出することができませんでしたがどうしても必要と言われ困りました。
名簿が必要な理由は実質的支配者となるべき者のことを知りたいようなので、公証役場から定款の認証をしていただいたときに受け取った申告受理及び認証証明書(実質的支配者となるべき者の申告書)を名簿の代わりに提出してゆうちょからOKをもらいました。
法人の財務状況が確認できる書類
まだ設立して間もないので財務状況を確認できる書類はない為、書類を出せない理由書を書いたり、指示された書類に記入したりしました。
所轄税務署あての法人設立届出書(控)
私の場合は、法人設立ワンストップサービスを利用したため、税務署関係の書類は持っていません。
代わりに、市役所や都道府県に届け出した法人設立届出書(控)を提出しました。
まとめ
今回のように名簿や決算書類のように用意できないものは、別の書類を指定されて用意するか、用意できない理由を書きました。
それ以外は用意できるものなので確実に準備しときましょう。
感想は、思った以上に法人口座の開設の審査は厳しいです。
その背景には、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策の重要性が近年益々高まっていることを受け、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」等で求められているからです。
ちなみに私は書類不備で1回呼ばれて計2回ゆうちょ銀行へ足を運びました。
振替口座加入申込書の振替受払通知票Web照会サービスを利用(無料)にレ点を入れると、口座に入出金あった際は翌日には通知メールでお知らせがきますのでとても便利です。
振替受払通知票Web照会サービスを利用(無料)に申し込みをしない場合は2~3日後に郵送で通知されます。
申し込みして1週間後に簡易書留で送られてきます。
振込口座を検討してる方はご参考までに。